シナリオ編集画面

シナリオ編集画面では、シナリオの追加と編集、削除が行えます。

シナリオ編集画面を表示する

操作手順

  1. メニューのシナリオを選択するか、ボット管理画面の「シナリオ編集」ボタンを押下してください。

シナリオを追加する

操作手順

  1. 「シナリオ追加」ボタンを押下してください。
  2. 画面に表示された選択肢のいずれかを選び、「次へ」ボタンを押下してください。
  3. 選択内容に応じて以下の手順を実施してください。
新規シナリオの作成既存シナリオの複製するシナリオを上書きする
  1. シナリオ情報を入力し、「登録」ボタンを押下してください。
  1. シナリオ情報を入力し、複製元の情報を選択して「登録」ボタンを押下してください。
  1. 「元になるシナリオ」と「上書きされるシナリオ」を選択し、「上書き」ボタンを押下してください。

シナリオを編集する

シナリオのエディターは、GUIエディターとAIMLエディターの2種類から選択できます。

操作手順

  1. シナリオの編集に使用するエディターを選び、ボタンを押下してください。
  2. 選択したエディターの操作方法に従い、シナリオを編集してください。

シナリオを削除する

操作手順

  1. 削除したいシナリオの「削除」ボタンを押下してください。

シナリオをデプロイする

操作手順

  1. デプロイしたいシナリオの「利用」にチェックを入れ、「デプロイ」ボタンを押下してください。
    ※複数の「利用」にチェックを入れた場合は、複数のシナリオを同時にデプロイできます。

ファイルアップロード

xAIMLファイルをアップロードし、シナリオを作成します。

ご注意
この方法でシナリオを作成すると、ボット内すべてのシナリオでGUIエディター関連機能(GUIエディター、ユーザー辞書、変数)が利用できなくなります。

操作手順

  1. 「ファイル読込」ボタンを押下し、xAIMLファイル仕様に準拠したファイルをアップロードしてください。
  2. シナリオ情報を入力して「登録」を押下してください。
  3. アップロードしたxAIMLが追加されます。

GUIエディターの使い方

GUIエディターでは、ユーザー発話とシステム発話を線で繋ぎ、シナリオを視覚的に作ることができます。
基本的に「ユーザーの発話に対して、ボットが返答する」という仕組みとなっています。

 

ボックスの種類

シナリオを作成する際に使用できるボックス(機能)です。
ボックスをGUIエディター上で選択すると、画面の右側にボックスの設定が表示されます。

ボックス 説明

ユーザー発話ボックス
ユーザーの発話をマッチングするボックスです。

このボックスに「おはよう」と記述されている場合、ユーザが「おはよう」と発話した際にこのボックスがマッチし、次のボックスに遷移します。


システム発話ボックス
ボットの発話を記述するボックスです。

シナリオがこのボックスに遷移すると、記述した内容をボットが発話します。


シナリオ遷移ボックス
ボット内の別のシナリオに遷移するボックスです。

システム発話ボックスの後に設置すると、システム発話後に別のシナリオへ遷移できます。
シナリオ遷移ボックスを利用すると、大きなシナリオを複数のシナリオに分けて作成できます。


ユーザー起点ボックス
ユーザー発話から対話をスタートする際に起点となるボックスです。

ユーザー発話ボックスのみ接続できます。
1つのシナリオ内に複数設置可能です。


システム起点ボックス
システム発話から対話をスタートする際に起点となるボックスです。

システム発話ボックスのみ接続できます。
ユーザー発話ボックスと違い、 システム発話起点は1つのシナリオにつき1つのみ設定できます。


外部API連携ボックス
外部のAPIと連携するボックスです。

ユーザー発話ボックス・意図解釈エンジン連携ボックス・現在日時取得ボックス・ボット連携ボックスから接続でき、
ユーザー発話ボックス・システム発話ボックス・意図解釈エンジン連携ボックス・ボット連携ボックスに接続できます。
ボックスに設定した条件で外部のAPIと連携し、取得した内容を返します。
1つのシナリオ内に複数設置可能です。詳しくはこちらをご覧ください。


意図解釈エンジン連携ボックス
意図解釈エンジンと連携するボックスです。

ユーザー発話ボックス・外部API連携ボックス・現在日時取得ボックス・ボット連携ボックスから接続でき、
システム発話ボックス・外部API連携ボックス・ボット連携ボックスに接続できます。
ボックスに設定した条件で意図解釈エンジンと連携し、レスポンスを変数に保存します。
1つのシナリオ内に複数設置可能です。詳しくはこちらをご覧ください。


現在日時取得ボックス
現在日時を取得するボックスです。

ユーザー発話ボックスからのみ接続でき、システム発話ボックス・外部API連携ボックス・意図解釈エンジン連携ボックス・ボット連携ボックスに接続できます。
ボックスに設定したフォーマットで現在日時を取得し、変数に保存します。
1つのシナリオ内に複数設置可能です。詳しくはこちらをご覧ください。


ボット連携ボックス
他ボットと連携するボックスです。

ユーザー発話ボックス・外部API連携ボックス・意図解釈エンジン連携ボックス・現在日時取得ボックス・ボット連携ボックスから接続でき、
ユーザー発話ボックス・システム発話ボックス・外部API連携ボックス・意図解釈エンジン連携ボックス・ボット連携ボックスに接続できます。
ボックスに設定した条件で他ボットと連携し、レスポンスを変数に保存します。
1つのシナリオ内に複数設置可能です。詳しくはこちらをご覧ください。

ボックスの操作

ボックスのコピーと複製

ボックスを選択した状態で、右上の「コピー」を押下するとボックスをクリップボードにコピーできます。
また、右下の「複製」を押下するとボックスを複製できます。
Shiftキーを押しながら範囲選択すると、複数のボックスをまとめてコピーできます。

 

ボックスの自動整列

右上メニューの「整列」をクリックすると、エディタ内のボックスが自動的に整列されます。

ボックスの検索

ボックス内の文字を検索できます。
フォームに検索したい文字を入力し、Enterキーを押すと下に結果が反映されます。
検索結果をクリックすると、エディタ内のボックスへ自動的にフォーカスされます。

また、フォームの下部にあるボタンで検索対象をユーザー発話・システム発話・変数名で絞り込めます。

ユーザー発話ボックスのマッチング選択

ユーザー発話ボックス内のプルダウンでは、ユーザー発話に対してどの程度のゆれを許容しマッチングするかを選択できます。

マッチングの選択肢は以下です。

レベル 説明
完全一致 ユーザー発話ボックスに記載された内容通りにしかマッチしません。
読み一致 完全一致の条件に加え、ユーザー発話ボックスに記載された内容の単語の読み仮名が一致している時もマッチします。
部分一致 ユーザー発話ボックスに記載された内容の一部が一致していればマッチします。
読み(部分一致) 部分一致の条件に加え、ユーザー発話ボックスに記載された内容の単語の読み仮名が一致している時もマッチします。
正規化(部分一致) 読み(部分一致)の条件に加え、ユーザー発話ボックスに記載された文章の助詞が省略されている場合でもマッチします。また、述部の言い回しが異なっていてもマッチします。
類義語(部分一致) 正規化の条件に加え、ユーザー発話ボックスに記載された内容の単語の類義語でもマッチします。
正規表現 正規表現ルールに則った内容にマッチします。

ユーザー発話ボックスの内容が「犬について教えて」のマッチ例

レベル マッチするユーザーの発話
完全一致 「犬について教えて」にのみマッチ
読み一致 「いぬについて教えて」でもマッチ
部分一致 「犬について教えてください」でもマッチ
読み(部分一致) 「いぬについて教えてください」でもマッチ
正規化(部分一致) 「いぬを教えて」でもマッチ
類義語(部分一致) 「ドッグについて教えて」でもマッチ
ご注意

正規化(部分一致)または類義語(部分一致)を選択した際、ユーザー発話もしくはユーザー発話ボックス内の解析結果により、意図したマッチングが行われないことがあります。
このような場合は、新しいユーザー発話ボックスを追加する必要があります。

以下、マッチング失敗例
ユーザー発話例
出身はどちらですか → 「どちら」の解析結果:[<疑問詞:Which>]
ユーザー発話ボックス例
出身はどこですか → 「どこ」の解析結果:[<疑問詞:Where>|<noun>]

新しいユーザー発話ボックス例
出身はどちらですか

ユーザー辞書を利用する

ユーザー発話ボックスを選択し、発話内容に半角の+(プラス)を入力すると、辞書グループのプルダウンが表示されます。
表示されたものの中から使用する辞書グループを選択してください。

一時保存/保存して公開

「一時保存」ボタンまたは「保存して公開」ボタンを押下すると、編集内容の保存/公開を行えます。

AIMLエディターの使い方

AIMLエディターでは、xAIMLファイルをブラウザ上で直接編集することができます。
xAIMLの記述方法については、xAIMLとは?TipsxAIMLリファレンスをご覧ください。

clear

「clear」ボタンを押下すると、編集中の内容をクリアできます。

ファイル読込

「ファイル読込」ボタンを押下すると、編集中の内容に指定したファイルの内容を反映できます。
指定するファイルは、xAIMLファイル仕様に準拠する必要があります。

一時保存/保存して公開

「一時保存」ボタンまたは「保存して公開」ボタンを押下すると、編集内容の保存/公開を行えます。

ご注意

保存を行うと、ボット内すべてのシナリオでGUIエディター関連機能(GUIエディター、ユーザー辞書、変数)が利用できなくなります。

ダウンロード

「ダウンロード」ボタンを押下すると、編集中の内容をダウンロードできます。